食べやすさを支える「評価活動」

食べることは、生きるうえで欠かせない営みです。ですが、年齢や病気、障害などにより「食べづらさ」を感じる方が多くいます。
私たちは現場の支援を通じて、「この食品は飲み込みやすい?」「安心して出せる食事は?」という声を多く聞いてきました。便利でおいしい食品が増える一方で、「食べやすさ」を事前に知る手段はまだ限られています。
そこで、利用者さんのリアルな声をもとに、「食品物性評価」という形で食べやすさの目安を記録・共有する活動を始めました。
「食品物性評価」とは?
食品物性評価とは、「かたさ」「まとまり」「のどごし」などを、実際に食べた感覚で数値化するものです。
評価は1~5の5段階で行い、必要に応じてコメントも記録。利用者さんやご家族、支援者の方々が食品を選ぶ際の参考にしていただければと考えています。

食品物性評価フォーム
どんな方が、どんな状況で、どのように感じたのか。実際に食品を食べた際の感覚を、下記フォームで記録・共有しています。
現場の声をもとに、かたさ・かみきりやすさ・まとまり・付着性・のどごし・口腔内残留などを5段階で評価してください。コメントも自由にご記入いただけます。
ご協力いただいた情報は、他の方の食品選びにも役立てられています。
評価手順
- 食品を口に入れ、咀嚼回数を計測する。(なるべく意識しないよう、カウンターなどを利用する)
- 計測した咀嚼回数を記録する。
- 評価を行う。
評価結果のご紹介
実際に記録した評価結果の一部をご紹介します。
食品選びの参考として、見やすくまとめています。
※以下は一例です。評価はあくまで個人の感覚に基づくものですので、ご参考までにご覧ください。

他の食品の評価を見る
他にも多数の食品について評価を行っており、専用のページでまとめてご覧いただけます。
「他にどんな食品が評価されているのか知りたい」「比較して検討したい」という方は、下記ボタンからご覧ください。

